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歯周病治療
歯周病とは、歯を支えている歯槽骨や歯肉などの歯周組織が歯垢の中に含まれている歯周病菌に感染し、歯槽骨や歯肉が破壊されてしまう病気です。
いわゆる「歯槽膿漏(シソウノウロウ)」の事です。
虫歯と並び、口腔内の二大疾患の一つであり、人類史上最も感染者数の多い感染症とされています。歯周病は自覚症状が非常にわかりにくいため、症状を感じたときにはかなり重度の歯周病に進行してしまっていることが多くみられます。
歯周病は大きく分けると歯肉炎と歯周炎に分けられ、「歯肉炎⇒歯周炎」というように進行していきます。
歯周病の初期段階の状態で、歯肉のみに炎症が起こっている状態です。
歯肉だけでなく、歯槽骨などの歯周組織まで炎症が波及し、歯槽骨などが破壊されてしまった状態です。歯周炎が進行すると最終的には歯が抜けてしまいます。歯周炎が重度まで進行してしまうと治癒が非常に困難で、治すことができないことも多々あります。
歯周病は歯肉炎(炎症が歯肉にのみに現れている状態)にから始まり、歯周組織炎(炎症が歯を支えている組織まで広がった状態)へと進行します。
歯肉炎にかかると歯肉は赤く腫れ、硬いものをかじると血が出るというような症状が出ます。
この状態を放っておくと、歯周組織炎と進行していきます。
進行が進むと歯と歯茎の間から膿がでるようになります。
この膿は、歯肉組織の中で白血球などが歯牙に付着したプラークの中の細菌や細菌毒と戦って敗れた状態のものや細菌の死骸などが含まれています。風邪を引いて鼻をかんだ時に黄色い膿汁がでますが、これと同じような膿が歯と歯茎の間からでるのです。
朝起きたら口の中がネバネバしていたり、口臭がおこるのはこの膿のせいです。
ここまで進行すると、次は歯がぐらつき出し、歯と歯の間にものを食べるとつまるという状態が起こってきます。さらに進行すると歯並びがずれていき、前歯が開いてきたり噛み合わせが合わなくなる状態になってきます。
このまま放置しておくと歯を支持している組織が炎症のためにどんどん失われて、最後には歯が抜けていきます。
日本人の成人の85%以上は
この歯周病に罹患しているといわれています。
この進行をどこかで止めないといけません。
歯周病が更に進むと、歯の支えの多くを失い、骨吸収が歯根の長さの半分程度になると歯はぐらつき始め、膿が出てくると口臭もひどくなり、最終的には歯が抜ける事態になってしまいます。
この段階ではレントゲンなどで見ても明らかな骨の吸収が確認できます
スケーリングには歯肉縁上スケーリングと歯肉縁下スケーリングとに分けられます。
ルートプレーニングは主に、手用スケーラーで行います。
縁下スケーリング同様、歯周ポケットの深いところまで、手用スケーラーを挿入するため、通常麻酔を使って行います。
SRPまで行っても状態が良くない場合や、さらなる改善を目指す場合は、再検査から再SRPや、外科的な処置を行うこともあります。
歯周外科にはフラップ手術、GTR 法、エムドゲイン法などがあります。
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